メニュー

内反症

目次

  1. 内反症について

内反症について

内反症は逆さまつげのことで、まつげが何らかの影響で角膜(黒目)に接触してしまう状態を指します。内反症は、その病態によって、眼瞼内反症、睫毛内反症、睫毛乱生症に分類されます。

眼瞼内反症は、まつげだけでなく、まぶた全体が内側を向いてしまう状態です。加齢によって、下まぶたを支えている組織やまぶたを閉じる筋肉が緩んでしまったり、まぶたの皮膚がたるんでしまうことが主な要因となります。

睫毛内反症は、乳幼児においてまぶたの向きが正常にも関わらず、下まぶたの皮膚や皮下脂肪が過剰なことが原因です。

睫毛乱生症は、まぶたの向きには問題がなく、正常なまつげの中で何本かが内側に向かってしまっている状態です。まつげの毛根の周囲で起きた炎症による傷跡などが原因で、まつげの生える方向が不規則になってしまうものです。

内反症の症状

まつげが角膜に当たることによって傷がつき、ゴロゴロといった異物感や、充血などを生じます。角膜の傷がひどくなってしまうと、視力低下や眩しさの原因となるだけでなく、角膜感染症といった疾患に繋がる可能性があり注意が必要です。

内反症の治療

睫毛内反症は決して珍しい疾患ではなく、1歳で24%、2歳で20%、3-4歳で17%、5-6歳で7%、10-13歳で2%のお子様にみられたといった報告もあります。成長していくにつれて顔が引き締まることで改善することも多く、自然経過で様子をみる場合も多いです。内反症による症状がひどい場合や、角膜感染症を繰り返してしまう場合、8歳以上で内反症の改善を認めない場合には手術加療について検討が必要です。

逆さまつげを自分で切ったり抜いたりしてしまうと、先がとがったまつげが生えてきてしまい、角膜を傷つける原因となります。自己判断でまつげの処理をするのは避け、眼科を受診していただくことをオススメします。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME