メニュー

点眼薬の使い方

人間の涙は毎分約1.0μL作られており、およそ5-6分で新たな涙に入れ替わります。また、目の表面に存在できる涙の量は約7μLです。点眼瓶からの1滴の量は約40-50μLといわれており、人間の目には点眼薬1滴の量ですら溢れてしまうことがお分かりになるかと思います。

複数の点眼薬を使っている患者様に対して、点眼薬は1回につき1滴で十分であること、5分以上間隔をあけてから次の点眼薬を使用してくださいとお伝えするのはこのためです。

点眼薬の中には、緑内障の薬のように値段が高いものや、副作用が目立つ点眼薬も存在します。適切な量を使っていただくことで、費用を抑えられるだけでなく、副作用の出現も減らせる可能性があります。

処方された点眼薬が、先生に伝えられた期間より早く使い終わってしまう事が多い方は、1滴の量(点眼瓶を押す強さ)や、しっかりと点眼できているか(点眼を外していないか)をもう一度見直してみると良いかもしれません。

5mlの点眼薬を1滴40μl(0.04ml)で使用できれば、合計で125滴の点眼が可能です。そのため、両眼に4回(1日8滴)使用した場合、約2週間(15.6日)は使える計算になります。これはあくまで計算上のお話ですが、明らかに早くなくなってしまう場合には点眼薬の使い方を改善してみましょう。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME